物理記憶メディアの品質について

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ソノフォニックでは下記3種類の物理メディアでの納品も承っておりまして、個人のお客様を中心に、物理メディアでの納品をご希望されるお客様も多くいらっしゃいます。

 

 

・CD-R

・カセットテープ

・USBメモリ

 

物理メディアの品質

このうちUSBメモリを除けば、CD-Rもカセットテープも既に高品質なメディアは世界的にみても生産されていないようです。

CD-Rでは太陽誘電の「That’s CD-R」が純国産の高品質メディアとして有名でしたがすでに生産も完了し、定価の数倍のお値段で販売されています。

またカセットテープは現在「ノーマルポジション」のみが細々と販売されております(※何故か一時期ダイソーで「ハイポジ」が販売されていましたが現在は見かけませんね)。メタルテープに至っては1本数千円したりします。

 

ソノフォニックではサウンド担当の上野の趣味によりSONY製3ヘッドのカセットデッキをご用意しておりますので、ノーマルポジションであっても、バイアス調整によって高音質なものをご提供可能です。

また、発送前にしっかりと再生されるかのチェックはしておりますが、納品時のマスターとしての物理メディアとしての品質は少々心もとない、というのが悲しい現実でございます。

 

物理メディアがお手元に届きましたら、ぜひ何らかの形でバックアップを取っておくことをお勧めいたします。

ソノフォニックではプロジェクトデータを無期限に保管しておりますが、同じ内容の再現については保証できかねる点、納品後に破損したメディアの再発行には手数料をいただく点だけ、ご了承くださいませ。

 

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ウサビッチ裏話 1 「プーチンの中のひと」

ウサビッチのアイキャッチ

こんにちは。サウンド担当の上野大典と申します。

 

弊社の入り口には関わった作品のキャラクターさんたちがお客様をおむかえしています。

 

その中でもカナバングラフィックス様の「ウサビッチ」はとても多くの方々の記憶にあるようで、参加した人間としてもお話をいただけると非常に嬉しいのです。

広報担当のニャカジマさんにも「『ウサビッチ裏話』を書きましょう!」とおっしゃっていただいたので、サウンド担当としてのお話を書いていこうと思います。

 

 

プーチンの声

・・・を、私がやることになったのは富岡監督からビデオコンテ用に、仮でいいので「ウホッ」とかそういう声をつけてほしい、という理由だったと思います。

 

地声です。

 

監督からは電話越しに時折プーチンが現れる、と言われたことがあります。

弊社にお電話いただく機会がありましたら、プーチンの中の人が応対させていただきます。

 

 

おまけ1「自分をモノマネして似てないと言われる」

 

そういえば、飲み会などで「プーチンの声を担当していました」と自己紹介をさせていただくと「ぜひプーチンの声をやってください」というご要望をいただいた時期がありました。

 

そこでひとつ、私も「ウホッ」と頑張るわけですが、それを聞いていただいた方から「曖昧な微笑み」で返されたり、果ては「そんなんだっけ?」などと言われてしまうことも多く、悲しくなったのでやめてしまいました。

 

 

ある有名な漫画家の先生が、サインをする時に色紙にキャラクターを描くのがいつも緊張するし、下書きができないためにうまく描けず、申し訳ない気持ちでいっぱいになる、とおっしゃっていました。それに似ているような気がいたします。

 

 

シリーズも重ねて10年もたつと、大人でも人間、声が変わってまいります。

もしみなさまとお会いする機会があって、私が自己紹介で「ウサビッチ」のお話をしたとしても、そっとしておいてやってくださいませ。

 

お正月の親戚のおじさんのように「ハイ、何かやれ〜」といじめないでやってくださいませ。

 

 

 

おまけ2「ダンスの時間のラジオ」

「何語でしゃべっているのか全然わからない」というコメントがニコニコ動画さんでシューっと流れていくのを見た気がしますが、あれは全編1発録りのアドリブで、特に何語、というわけではないのです。

 

当時の職場には録音用のお部屋がなかったので、平日のお昼に「2分くらい静かにしてね」と、みなさまにお願いして社長と私で、漫才のように1本のマイクの前でしゃべった記憶があります。

 

 

そういえばウサビッチ・シーズン2で「ボリス」と「コプチェフ」という民警2人組がキレネンコにやっつけられるたびに「ティッチョールト(日本語で「ちっくしょー!」と聞こえるらしいですが、ロシア語でも「ちくしょー」的な意味です)!」と叫ぶのですが、最近テレビで「インディー・ジョーンズ、クリスタル・スカルの王国」を見ていたらケイト・ブランシェットさんが同じセリフを叫んでいました。

 

1人で勝手に懐かしんでいました。

 

 

 

また思い出したお話があれば書いていこうと思います。

それでは失礼します。