こんにちは。サウンド担当の上野大典と申します。
突然ですが、みなさんに質問です。音楽を作るときに一番大事なのはなんでしょうか?
お気に入りのギターでしょうか?
インスピレーションがわくお部屋でしょうか?
みなさん、それぞれのお答えをお持ちだと思います。
それでは質問を変えて、音楽を「作品として完成させる」ために一番重要なのはなんでしょうか?
これはもう答えが決まっています。
それは「モニター」です。
今回は「モニター」について、2つの点から私なりの考えを書いていきたいと思います。
モニタースピーカー(ヘッドフォン)
メインで使うのはどちらでもいいです。
それよりも 「いろんな環境で聞く」 ことが大事だと思います。
私の場合はメインのスピーカーとヘッドフォン以外にiPhone付属のEarPodと、iPhoneのスピーカーでも聞くようにしています。
この2つでいい音なら
近年、コンポで音楽を聴くような人は減ってきていますし、あなたのデモ段階の曲をクライアントはラップトップの(悲しい音質の)スピーカーで聞くかもしれません。
そういった場合にiPhoneのスピーカーでしっかり聞こえるかをチェックしておけば、特にキックやベースが聞こえない、といった事態を未然に防ぐことができます。
昔はラジカセで音楽が聞かれていたので、チェック用としてSONYのZS-M5が定番だったらしいですね。とてもわかりやすく書いていらっしゃる記事がありました。
https://ameblo.jp/mista-shar/entry-12274042405.html
モニター音量
これは常に一定にしたほうがいいです。
ある程度気分が乗れるくらいに大きくて、何時間聞いていても疲れないくらいの音量にするといいと思います。
モニター音量を絞る場合は、できるだけモニターコントローラーなどにある「Dim(決まった数値だけ音量を下げるボタン)」を使いましょう。
音量のノブをいじると元の音量に正確に戻すのが難しいので(1dBはかなり大きな違いですからね)、できるだけ変えないほうがいいです。
それではまた。